こんにちは。ウミガメ(@umigametool)です。
自動車の整備をする上で、少なくないのが内装関係の作業。
内張りを外していくときは傷を付けるのが怖いですよね・・・
特にロアパネルやセンターパネルなど、ダッシュボード周りの部品を外すときは内張りはがしも入れづらい事が多く緊張します。
本記事ではそんな内張りはがしの中から薄くて硬くて使いやすいBlue-Point(ブルーポイント)の「PBFT10」を紹介します。
Blue-Point(ブルーポイント):メタルプライ「PBFT10」のサイズ・重量
全長・幅
PBFT10の全長は172mmです。
内張はがしとしては普通サイズですね。
幅は25.7mm。
幅広になっているので力を入れやすいです。
グリップ部(持つ部分)の厚みは5.2mm
ある程度の厚みがあるので手が痛くなったりすることもありません。
先端の厚み
使用する際に重要な先端の厚みは約0.4mmとなっています。
良く使用される樹脂製の内張りはがしだとここまで薄いものは無いのではないでしょうか?
これだけ薄く作られていますが、金属製(スチール製)という事でかなり硬いです。
私が先端の薄い部分を手で思いっきり曲げようとしても曲がりませんでしたw
重量
重量は113g。
スチール製という事もあり樹脂製と比べると少しズッシリ感じますが、重いというほどではなく気にせず使用することができます。
実際に持ったところ
私が実際に持ったところです。
サイズの確認として。
Blue-Point(ブルーポイント):メタルプライ「PBFT10」のデメリット・注意点
金属製
「PBFT10」は名前通り金属製の内張りはがしです。
もちろん普通に使う分には問題ないのですが、落としたりぶつけたりしたときに硬さや重さで樹脂製のものより傷を付ける可能性が高いです。
持ち運ぶ際の落下などには特に注意したいですね。
力を入れる方向に注意
「PBFT10」は金属製という事もありかなり硬い工具です。
それが魅力の一つでもありますが、使い方によっては傷やへこみを付けやすいので注意しましょう。
特に注意したいのが「角」でこじ開けるような使い方。
こういう使い方をすると1点に力が集中してしまうのでプラスチック部品などは凹んでしまいます。
使用する場所にもよりますが、凹みやすい場所などではしっかり「面」を使って作業するようにしましょう。
差し込んで広げる使い方はできない
「PBFT10」は全体的に薄い作りになっています。
内張りなどを外すときは「テコ」で外すことも多いですが、時にはクサビを打ち込むように隙間を広げて外すこともあります。
しかし「PBFT10」ではそういった「差し込んで広げる」ような使い方はできません。
そういう差し込む事で隙間を広げるような使い方をしたい場合はSTECKのEasy Pryがおすすめです。
もちろんこれはデメリットというより「使い分け」のポイントですね。
内張りはがしも数種類持っておいたら色々な場面で対応できます。
Blue-Point(ブルーポイント):メタルプライ「PBFT10」の特徴・メリット
先端が薄い
PBFT10を使用する一番のメリットは先端の薄さです。
ダッシュボード周りなどは特に部品同士の隙間が狭く、内張りはがしが入れづらいところも多いです。
しかし、PBFT10なら先端がかなり薄いので狭い隙間にも入れやすいですね。
硬い
先端の薄さと同じくらい重要なのが硬いという事です。
パッと見た感じだと先端が薄すぎてしなったり曲がったりしそうに見えますが、ほとんど曲がりません。
(もちろん限度はあるので力の入れすぎには注意ですが)
内装関係の部品を外す程度なら曲がったりすることは無いので安心して使用することができます。
長く使用できる
スチール製という事で、耐久性も良いです。
樹脂製の内張りはがしは使っていると細い部分などが曲がったり潰れたりしてきます。
中には割れたり折れたりすることも・・・
PBFT10はそういった不安がほとんどないので長く使用することができますね。
Blue-Point(ブルーポイント):メタルプライ以外のおすすめ内張りはがし
内張りはがしは数種類持っておきたい工具です。
この項目ではPBFT10に似たものやそれぞれ場面によって使い分けできる内張りはがしを紹介します。
STRAIGHT(ストレート):内張りこじ郎 頑固タイプ 19-732
ストレートの「内張りこじ郎 頑固タイプ」
ユニークな名前ですねw
コチラはPBFT10と似た内張りはがしです。
スナップオンのバンが回ってこない方や鏡面仕上げの方が好きな方にはおすすめです。
PBFT10とは違い両先端が形状違いで使えるようになっているのは良いですね。
価格も1000円程度と買いやすいです。
三菱:オーナメントリムーバー MB990784
約30㎝ある長い内張りはがし。
三菱の純正部品として出ています。
幅も細いので狭い所に差し込んだりするのに便利です。
内装関係だと奥の方に爪があったりするのでそういう時に使いやすいですね。
STECK:Easy Pry
スナップオンやマックツールで販売されています。
部品に傷を付けづらく、差し込んで広げたりこじったりとオールマイティに使用できます。
メインの内張りはがしとしてもおすすめです。
この記事を書いている時(2021年11月)はネット通販等では見かけませんでした。
現在は別メーカーから似た形状のものも出ているのでネットで購入したい方はそちらでも良いかもしれません。
Blue-Point(ブルーポイント):メタルプライ「PBFT10」のレビューまとめ
本記事ではブルーポイントのメタルプライ「PBFT10」を紹介しました。
発売当初はかなり話題になりしばらく品薄状態が続くほどの人気商品でしたね。
私も実際購入したのは発売して1年くらい経ってからだったと思います。
ネット等で見ている時は「曲がりそう」とか「硬くて傷つけそう」と思っていましたが、実際に使ってみるとかなり使いやすく印象がガラッと変わりました。
傷や凹みは実際付くことがありますが使い方の面が大きく、使っていればそういう事も減ってくるかと思います。
私の後輩も何度か私から借りて、その後購入していましたw
とにかく使いやすい工具なのでぜひ使ってみてください!
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