こんにちは、ウミガメ(@umigametool)です。
自動車の整備をしているとニッパーって使いますよね。
ブーツを切ったり割りピンを切ったり。
使用頻度がめちゃくちゃ高い訳ではありませんが、そこそこ使う工具です。
ただ、「そこそこ使う」工具なので購入する際は悩みます。
200mmサイズのシンプルなニッパーを買うか、大きなものを買うか。
強力なクリッパータイプなどを買うか。
何本も購入するのも悩むところ・・・
そんなニッパーですが、悩みを解決してくれるニッパーがあります!
本記事では1本2役で使いやすい!Wiha(ヴィーハ)のダブルパワーカッターを紹介します!
Wiha(ヴィーハ):ダブルパワーカッターの特徴・おすすめポイント
パワーボタン
ダブルパワーカッターの一番の特徴が「POWER」と書かれたボタンです。
このボタンを押すことで支点が変わり、切断能力が約2倍になります!
基本的には通常のニッパーのように使用、割りピンなど硬い物に対してはボタンを押して楽に切断することができます。
1本で使い分けができるので、わざわざ持ち替える必要もありません。
出張整備や家庭用の工具としても選びやすい1本ですね!
力を入れやすいグリップ
私が購入したこのニッパーはかなりグリップが太めに設計されています。
一見太すぎるようにも見えますが、太いことで手に当たる面積が増えるので手に優しくなっています。
細いものに比べるとこれくらいの太さが力も入れやすいので、200mmサイズのニッパーとしては良い太さですね!
細身のラバーグリップもある
私が購入したものは「インダストリアル」と呼ばれる太めのグリップのタイプです。
しかし、実はクラシックグリップという細身のクリップもあります。
インダストリアルが赤と黒の2色なのに対し、クラシックは赤の単色でシンプルなデザインとなっています。
力の入れやすさで言うと私が購入したインダストリアルが良いですが、扱いやすさではクラシックの方に部があるかと思います。
また、プライヤーラックを使っている方はクラシックの方が収納もしやすいかもしれませんね。
好みに合わせてグリップを選べるのは良いポイントです。
Wiha(ヴィーハ):ダブルパワーカッターのデメリット
倍力ONではグリップの開きが大きくなる
パワーボタンを押すことで切断能力が上がるBiCutニッパーですが、支点が変わることでグリップの開き方も変わります。
余計に開かないといけないので切断するものが大きい(太い)場合はかなり切りづらくなっていしまいます。
グリップを同じ幅だけ開いた状態で比較してみます。
コチラはパワーボタンOFFの通常状態。
ニッパー先端の開き幅は約10mmです。
次にパワーボタンONで切断能力を上げた状態。
グリップは同じだけ開いていますが、先端は約5mmしか開いていません。
こういった感じでパワーボタンのON・OFFでグリップや刃先の開き方が変わります。
持ち替えても良いから使いやすい方が良いという方は、通常のものと倍力ニッパーなどの2本を購入した方が楽に作業できるかもしれません。
Wiha(ヴィーハ):ダブルパワーカッターのサイズ感
全長
Bicutニッパーの全長は約213mm。
よく使用されるサイズで選びやすいですね。
グリップ部太さ
グリップ部の太さはこんな感じ。
一番膨らんだ部分で約28mm、グリップ中心付近が約23mmとなっています。
プライヤーラックによっては入らない可能性もあるので注意が必要ですね。
重量
重量は356g
若干重めかな?とも感じますが、作業する上ではほとんど気になりません。
実際に持ったところ
実際に持ったところです。
グリップは太いですが通常状態なら手の小さい私でも普通に持てます。
パワーボタンを押した状態だとこんな感じ。
刃先を極端に開いているわけではありませんが、グリップが大きく開くので少し持ちづらいです。
Wiha(ヴィーハ):ダブルパワーカッターのレビューまとめ
本記事ではWihaのダブルパワーカッターを紹介しました。
1本で2役使える便利なニッパーですね。
私は自動車の整備士なので「そこそこ使う」みたいな表現になりましたが、もっと使用頻度の高い職種であればさらに活躍しそうです!
電気工事士とかはよく使うのかな・・・?
実際に使ってみて、「切断能力が2倍」と言うのは少し大げさな気がしています。
と言うのも、グリップの開き幅が大きくなり持ちづらくなるので差し引きで考えると2倍までは無いかな?と。
特に私は手が小さいので余計に持ちづらく感じてるかもしれません。
とはいえ切断能力が上がっているのはもちろん感じるので場面に応じて使い分けられるのは便利です。
・私のような自動車整備士の1本目のニッパーとして
・家庭用や持ち運び用として幅広く使える1本として
様々な方に選んでもらいやすいニッパーかと思います。
ニッパー選びで悩んだら候補の1つにしてみてください!