こんにちは、ウミガメ(@umigametool)です。
自動車を整備する上で欠かせない工具にソケットがあります。
その中でも点検や車検でも使う事の多い「ホイールナットソケット」
基本的には名前通りホイールナットを脱着する為に使用する工具です。
プロテクターが付いているものや、先端に割れにくくリングが付いているものなど、色々なメーカーから様々なタイプのホイールナットソケットが出ていますよね。
本記事では、そんなホイールナットソケットの中から様々なメリットがありおすすめできるKo-ken(コーケン)のホイールナット用ソケットを紹介します。
Ko-ken(コーケン):ホイールナット用ソケット「14201M」のデメリット
割れやすい
これはコーケンに限らず薄口のソケットならほとんどが当てはまる事ですが、その薄さゆえに割れやすいです。
薄いソケットを力のあるインパクトレンチで衝撃を与えながら回すので当たり前と言えば当たり前ですよね。
コーケンのインパクト用ソケットは硬めに仕上げてあり、衝撃に対する耐久性を高めています。
私は耐久性の試験などはできませんが、同形状のものと比べると耐久性も良いのかもしれません。
しかし、割れる時は割れてしまいます。
消耗品として割り切っておいた方が良いでしょう。
薄口で割れにくいものが欲しいという方はSIGNETのホイルナット用ソケット「23300」がおすすめです。
外径はコーケンと比べると大きくなってしまいますが、先端にリングが付けられているので割れづらくなっています。
差込部の質感(肌触り)
コーケンのホイールナットソケットはくびれ部分にサイズが分かりやすいように色付けしてあります。
その部分はツルツルしていて滑ったりもしづらいと思うのですが、インパクトレンチやトルクレンチに取り付けた状態で触るのは差込部です。
ソケットだけでナットを回したりする場合も差込部を持って回しますね。
特別変な質感という訳ではないのですが、メッキ処理されていないインパクト用ソケット特有のサラサラした質感があります。
個人的にはよく触る部分がそのサラサラな質感が好きではなかったのでデメリットとして書かせてもらいました。
ほとんどの人が気にしないようなポイントですし、実際作業する時は素手ではなく手袋(グローブ)をしていることが多いですよね。
ニトリルなどの手袋をした場合は全く気になる事は無いかと思います(笑)
軍手などを使っている方は少し滑りやすいかもしれませんね。
Ko-ken(コーケン):ホイールナット用ソケット「14201M」のメリット・おすすめポイント
外径が小さい(薄い)
コーケンのホイールナットソケットの一番のおすすめポイントが外径の小ささです。
インパクト用のホイールナットソケットとしてはほぼ最小クラスですね。
社外ホイールを付けてある車だと、ホイールとソケットの隙間がかなり狭い事もたまにありますよね。
他メーカーと比べると微妙な差ではありますが、その微妙な差で作業がやりやすさがかなり変わります。
外径の小さいホイールナット用のソケットは1セットは持っておきたいですね。
プロテクター(カバー)付き
コーケンのホイールナットソケットには先端にプロテクターが付いています。
これはホイールに傷を付けにくくするためのもので、安心して使用することができます。
普段は傷つき防止のためプロテクター付きで使用、薄口が必要な時はプロテクターを外して使用と使い分けることができます。
完全に薄口専用のような使い方をする方や、必要ないと思う方はもちろん最初からプロテクターを付けないで使用しても問題ありません。
色でサイズがわかりやすい
コーケンのホイールナットソケットは
17mm→青
19mm→赤
21mm→黄
22mm→白
と色分けしてあります。
色が付いている部分が大きいのでサイズが一目でわかりますね。
また、くびれ部分に色が付けてあるので使用しても色落ちしづらいのもポイントです。
ストッパー付き
ソケット内部にはナットへの傷つき防止のためのストッパーが付いています。
長めのナットなどでも直接金属部分に当たらないので安心して作業できます。
細かい事ではありますが、嬉しいポイントですね。
Ko-ken(コーケン):ホイールナット用ソケット「14201M」の各部サイズ・詳細
サイズラインナップ
コーケンのホイールナットソケットのラインナップは
17、19、21、22mm
の4サイズです。
それぞれ単品の設定と17、19、21mmの3本セットがあります。
ちなみに私は3本セットを購入しました。
全長
全長は全てのサイズ共通で110mmです。
長めに作られているためリムが深いホイールなどでも使いやすくなっています。
その反面収納では困ることがあり、キャビネットや工具箱によっては立てて収納できない場合も・・・
立てて収納したい方はキャビネットのサイズ(ドロワーの深さ)を確認してから購入しましょう。
外径(先端・シャフト部・差込部)
17mmのソケット
先端部:23.7mm(25.0mm)
シャフト部:15.0mm
差込部:25.2mm
19mmのソケット
先端部:25.7mm(27.0mm)
シャフト部:15.0mm
差込部:25.2mm
21mmのソケット
先端部:27.6mm(28.8mm)
シャフト部:15.1mm
差込部;25.2mm
となっています。
先端部のカッコ内の数値はカバーを付けた際の外径です。
シャフト部と差込部はほぼ同じサイズになっていますね。
21mmのシャフト部だけほんの少し太いですが、サイズとしては共通なのかと思います。
ボルトへの接触
ボルトへの当たり方はこんな感じです。
面接触になっているのが分かりますね。
かなり薄口のソケットにはなっていますが、ボルト(ナット)との隙間はある程度あるので作業を行う場合にも使いづらさ(ナットへのアクセスのしづらさ)はあまり感じません。
Ko-ken(コーケン):ホイールナットソケット「14201M」のレビューまとめ
本記事ではコーケンのホイールナットソケットを紹介しました。
最初に書いたように、自動車整備をやっていると薄口のホイールナットソケットが欲しくなる事は多々あります。
コーケンのホイールナットソケットは
・薄い
・サイズが分かりやすい
・プロテクター付き
とメリットが多く選びやすいです。
記事内には書きませんでしたが
・コーケンというメーカーの信頼度
・買いやすい価格
という点もメリットに入れても良いくらいのポイントです。
デメリットも少なく、「迷ったらコレ!」と自信を持っておすすめできるソケットですね。
ホイールナットソケットは使用頻度も高く、比較的買いなおしの多い工具です。
これから工具を集める人はもちろん、すでにホイールナットソケットを持っている方も買い替えの際にでもぜひ選んでみてください!
その他、整備士のおすすめの工具は