こんにちは、ウミガメ(@umigametool)です。
皆さんは1/4SQ(6.3mm)の工具は使っていますか?
10mm前後のサイズのボルトナットを回すのにはちょうどいいですよね。
ラチェットなどもサイズが小さくなるので狭い所や奥まったところでは特に活躍する印象です。
本記事ではそんな1/4SQの工具の中からおすすめのko-ken「エクステンションバー PK2760/6」を紹介します。
ko-ken(コーケン):1/4SQエクステンションバーのデメリット
ローレット(滑り止め)加工の場所
他メーカーから販売されているエクステンションバーの多くはコーケンと比べるとローレット加工が施してある場所が違うものが多いです。
他メーカーではシャフトの途中にローレットが多いですが、コーケンは差込部の外周にローレットがあります。
エクステはラチェット等に取り付けて使用することが多いですが、その状態で使用するとシャフトの途中の方が回しやすいですよね。
右手でラチェットを持ってスピンナを回し、左手でエクステを回す。(左利きの方は逆)
こういう使い方が回しやすいです。
それに対しコーケンは差込部の外周にローレット。
ラチェットに取り付けた状態だと触りづらい部分です。
しかしこれはラチェットに取り付けない状態での使用、ソケット+エクステの状態で回しやすいですね。
本記事ではローレットの位置をデメリットの項目に入れていますが、好みや使い方に合わせるメリットともなるポイントですね。
ko-ken(コーケン):1/4SQエクステンションバーのメリット
ローレットの回しやすさ
コーケンのエクステの一番の特徴がローレットの形状です。
通常のローレットの間に溝(ローレットが無い部分)を設けてあることで、格段に指がかかり回しやすくなっています。
ソケット+エクステを指で回す場合、ボルトナットに付いた微妙な汚れや錆びなどで回しづらい事もありますが、このローレットなら力を入れやすく回しやすいので他のエクステと比べると力強く回すことが可能です。
購入しやすい価格
エクステに限らず「コーケンの特徴」と言っても良いのがコストパフォーマンスの高さです。
コーケンの商品自体が全体的に価格が抑えられていて購入しやすくなっています。
今回私が購入したPK2760/6だと大手通販サイトで5,000~6,000円程度で購入できます。
スナップオンやマックツールなどの有名メーカーと比較すると半値以下と、そのコスパの高さがわかるかと思います。
差込部のガタつきが少ない
私がコーケンのエクステを購入して実際に触ってみて思ったのが差込部のガタつきが少ないという事です。
これはオス側(ソケットを取り付ける側)もメス側(ラチェットに取り付ける側)もです。
安いメーカーのものを見てみるとオス側メス側のどちらか(またはどちらも)がガタつきが大きいものが多い印象です。
作業する上で大きな違いとまではなりませんが、気になりはじめると若干の作業のしづらさ・違和感を感じる点です。
もちろんラチェットやソケットの脱着がやりづらいほどキチキチに設計されているわけでもなく、普通に脱着ができます。
もし今安いメーカーのエクステを使っている場合は一度比べてみて欲しいポイントですね。
(ラチェットやソケットとの相性によってはガタつきが大きい場合もあるので注意)
転がりにくい
メリットの一つとしてローレットの形状を上げましたが、その形状のおかげで差込部が六角形のようになっています。
他メーカーのエクステは丸形状のものが多く、比較するとコーケンのエクステの方が転がりにくくなっています。
この違いのおかげで作業時にキャビネットなどに置いた時に転がって落ちたりという事がかなり少なくなりますね。
小さい違いではありますが、こういうところが作業のやりやすさに繋がります。
ko-ken(コーケン):1/4SQエクステンションバーを選択した理由
エクステンションバーは他の工具とは違い、メーカーによる違いが少ない工具です。
本記事でもメリット・デメリットを書いていますが、どちらも特筆すべきことが少ないですね。
ですので、本記事では私がコーケンのエクステを選んだ理由を書いていきます。
少しでもエクステを選ぶ参考になれば嬉しいです!
ローレットの形状・位置
本記事ではデメリットとして書いているローレットの位置ですが、私はメリットとして捉えました。
1/4という事もあり、ソケット+エクステでの使用は少なくないと思います。
ラチェットに取り付けて使用する場合ももちろんあります。
しかし、1/4だとエクステを持って早回しすることは少ないかな?という印象です。
理由は単純に「細い」から。
1/4SQのエクステって細くて回しづらいんですよね・・・
こう考えるとローレットの位置はシャフト部より差込部の方がメリットが大きいと判断しました。
私の中では1/4SQというのが大きかったですね。
もちろん3/8SQや1/2SQも特徴は同じなので選択肢には入れたいですね!
価格がちょうどよかった
実は1/4SQのエクステは数本持っていました。
今回買い換えたのは1/4SQのラチェットやソケット等をある程度揃えたかったので合わせてエクステも・・・という形です。
今まで使用していたのはアストロプロダクツのエクステです。
使用する上で特に不満もなかったんですが、もう少し所有欲を満たしてくれるものを欲しくなりました。
しかし使用頻度を考えると流石にスナップオンやマックには高くて手が出せません・・・
そこでちょうど良かったのがコーケンです。
価格も高すぎず、所有欲も満たしてくれたので大満足です!
ko-ken(コーケン):1/4SQエクステンションバー「PK2760/6」のセット内容・詳細
PK2760/6セット内容
「PK2760/6」は6本セットです。
基本的に違うのは長さだけで
28mm
50mm
100mm
150mm
200mm
250mm
の6本セットになっています。
28mmのものだけローレットの幅が狭くなっていますね。
差込部外径
差込部の外径は12.5mm(太い部分を測定)
見た目から他メーカーのエクステより太い印象を受けますが、意外とそこまで変わりません。
シャフト部径
シャフト部の径は8.1mm
1/4SQのエクステとしては普通といった印象です。
私がもともと持っていたエクステと比較しても同じ径でした。
トレー(ケース)サイズ
セットに含まれている専用トレーのサイズは
横300mm×縦70mm×高さ20mm
となっています。
キャビネット等に収納する際の参考になればと思います。
セット以外のラインナップ
本記事ではセット品をメインに紹介していますが、セットに入っていない長さもラインナップされています。
セット品以外だと300、350、400、600mmがあります。
長いものも持っておくと役立つことはあるので余裕があれば持っておいても良いですね。
ko-ken(コーケン):1/4SQエクステンションバーのレビューまとめ
本記事ではコーケンの1/4SQエクステンションバーを紹介しました。
ローレットが特徴的で、使いやすく買いやすいエクステとなっています。
エクステはメーカーごとの違いが少なく選ぶのが難しいですよね。
文中でも少し書きましたが、もともと私が使っていたアストロのエクステでも違和感もなく普通に使えていました。
そういった安いメーカーでも良いですが、ちょっとだけ奮発することで所有する満足感も上がるのでおすすめです。
スナップオンやマックツールは高くて買いづらいけど、ちょっと良いものが欲しいという方は候補にいかがでしょうか?
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