記事内に広告を含みます

【万能ソケット】ASTRO PRODUCTS:マルチスプラインソケットの紹介【おすすめ工具レビュー】

こんにちは。ウミガメ(@umigametool)です。

 

整備などの作業をしていると予想していないようなボルトに遭遇する事があります。

ボルトの頭の形状は意外と多く、ソケットを持っていない種類のボルトと遭遇すると作業が止まってしまいます。

そんな時に活躍するのが「スプラインソケット」です。

 

スプラインソケットとは通常の六角のボルトナットの他にトルクス(星形)やスプラインなど特殊な形状のボルトにも対応できるソケットです。

 

関連記事:スプラインソケット(万能ソケット)を初めて使いました。

 

本記事ではスプラインソケットの中でもおすすめなASTRO PRODUCTS(アストロプロダクツ)から販売されている3/8DR 10pc マルチスプラインソケット」を紹介します。

 

アストロプロダクツ:マルチスプラインソケットの特徴

スプラインソケットは1つのソケットで「6角」「12角」「インチ」「E型トルクス」「スプライン」などの色々な規格のボルトナットに対応しているソケットです。

私のようにE型の低頭タイプだったり、インチを揃えていないのに外国車が入庫してきてインチが急に必要になった場合などに使えます。

 

持ち運び用の工具としてもインチやE形トルクスのソケットをそれぞれ準備するよりスプラインソケットを1セット入れておけば重量を減らすことができますし、幅広く対応する事ができます。

アストロのマルチスプラインソケットは他メーカーから販売されているスプラインソケットと形状が少し違い、6角のボルトナットへの接触面がさらに広くなるような形状になっています。

 

アストロプロダクツ:マルチスプラインソケットのセット内容

マルチスプラインソケットのセット内容は

8mm(5/16、E10)

9mm(11/32、E11)

10mm(3/8、E12)

12mm(15/32)

13mm(1/2、E16)

14mm(9/16、E18)

17mm(21/32)

19mm(3/4、E24)

21mm(13/16、E26)

22mm(7/8、E28)

の10サイズです。

カッコ内はインチとE型トルクスのサイズになります。

 

ソケット側面にはしっかりとミリ・インチ・E型トルクスでのサイズが表記されています。

1セット購入するだけでかなり幅広いボルトナットに対応できるのが分かりますね。

 

アストロプロダクツ:マルチスプラインソケットのサイズ・重量

ソケットサイズ(mm) 外径(mm) 高さ(mm) 重量(g)
8 17.7 27.8 23
9 18.3 26
10 18.0 26
12 18.0 27
13 18.3 27
14 19.7 27
17 23.4 29.8 42
19 25.8 49
21 27.8 60
22 29.8 32.0 68

各ソケットのサイズ・重量は表のようになっています。

私が購入したものは9mmの外径が微妙に大きいですが、もしかすると製造時のバラつきがあるのかもしれません。

ちなみにレールまで合わせた重量は413gとなっています。

持ち運びでの使用を考えている方は参考にどうぞ。

 

アストロプロダクツ:マルチスプラインソケットのボルトナットへの当たり

 

ボルトナットへの当たりはこんな感じです。

通常のスプラインソケットと比べるとボルトナットへの接触面が広くなっているのでボルトナットへ優しく、しっかり駆動してくれそうな形状になっていますね。

 

ちなみに30度ずらしても6角のボルトナットにはハマります。

ボルトナットへの接触面で言うと小さくなりますが、ガタつきは少なくなります。

 

アストロプロダクツ:マルチスプラインソケットの注意点

ここまでマルチスプラインソケットの紹介をしてきましたが、注意点があります。

 

角の丸くなったボルトナットはあまり回せない

スプラインソケットは完全に面接触構造になっているので少し角が潰れて丸くなったボルトナットでも回すことができます。

これは販売している各メーカーも公式に言っている事で、間違いではありません。

しかし、実際に比べてみると通常の6角ソケットの方がまだ回せたり・・・

 

角が潰れたボルトナットを回すことを目的とするならツイストソケット(ターボソケット)やSnap-onのFDXソケットなどを購入する方が良いでしょう。

関連記事:自動車整備士におすすめの工具・できれば持っておきたいソケット

 

あくまで緊急用のソケット

対応力の高いスプラインソケットですが、メインのソケットとして使うのはおすすめしません。

6角やトルクスなどそれぞれのボルトにしっかり適合している訳ではなく「回せる」というだけで、それぞれの専用ソケットに比べるとガタつきが大きくなります。

固く締まっている場合や狭いところなどで斜めにハマっていたりするとボルトや工具を痛めてしまう可能性が高いです。

 

できるだけボルトナットに合った専用のソケットを使用するようにしましょう。

 

アストロプロダクツ:マルチスプラインソケットを購入するメリット

価格が安い

一番のメリットはやはり価格です。

セットで2000~3000円程度で購入する事ができます。

「万が一のための工具」と考えると使う事もほとんどない事が想像されますが、そういう工具でも価格が安いと購入しやすいですね。

 

ホニトン製(ホニドライブ)

ここまで読んだ方で気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はホニトン製のホニドライブという形状のソケットになります。

ソケットの側面にはしっかりと「HONITON」の刻印もあります。

パッケージにもしっかり「HONIDRIVER SOCKET」と表記されています。

ホニドライブは通常のスプラインと違い、最初から複数規格のボルトナットへ対応できるように専用設計されたソケットです。

スプラインソケットと比べると対応できるソケットの形状が多く、さらに多くの形状のボルトナットへ対応できるようになっています。

実際に作業する上で遭遇する事はほぼ無いような形状にも対応していますが、万が一の時の為のソケットなので対応力は高い方が良いですね。

 

アストロプロダクツ:マルチスプラインソケットのレビューまとめ

本記事ではアストロプロダクツのマルチスプラインソケットについて紹介しました。

使用頻度は少ないですが、多種多様ボルトナットへの対応力や価格を考えると持っておいても良いソケットかと思います。

「日本車の整備がメインだけど時々外車が入ってくることもある」みたいな人は特に良いかもしれません。

 

実際に使用する事は少ないソケットかとは思いますが、2000~3000円程度でもしもの時に対応できるので持っておきたいソケットですね。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です