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【コスパ高い】DEENのフルターンラウンドヘッドスイベルラチェット(DNR3F-08)の紹介【絶妙な長さ】

こんにちは。ウミガメ(@umigametool)です。

 

整備をやっているとラチェットを頻繁に使用しますが、長くやっていると様々なサイズのラチェットが欲しくなります。

微妙に長くて障害物に当たってしまったり、短くて力が入らず回せなかったり・・・

フレックスタイプなら色々なメーカーから様々なサイズが出ていますが、スイベルタイプは似たようなサイズが多いです。

 

本記事ではスイベルタイプのラチェットの種類、本数を増やしたい方にDEENのスイベルヘッドラチェット「DNR3F-08を紹介します。

 

DEEN:スイベルヘッドラチェット「DNR3F-08」の特徴

DNR3F-08の簡単な特徴を説明します。

3/8SQ(9.5mm)差込

DNR3F-08の差込は使用する事の多い3/8SQです。

よく使うだけにサイズ(長さ)も様々なサイズを持っていたら便利ですね。

 

プッシュリリース

ヘッドはプッシュリリース付きでソケットを簡単に取り外すことができます。

作業中にソケットが外れる事もほぼ無いので安心して回せます。

 

5角グリップ

持ちやすい5角形状のグリップです。

MAC TOOLSのペンタグリップに形状が似ていますが、ペンタグリップの一番小さいサイズ(1番) よりもさらに小さいサイズとなっています。

私の個人的な感想では少し小さすぎますが、早回しをする場合は長さの割にグリップ側を振りやすくて良いです。

DEEN:スイベルヘッドラチェット「DNR3F-08」のサイズ感

長さ(全長)

全長は約205mm。

このラチェットの一番の特徴です。

メインとしてよく使うサイズではありませんが、他にはないラチェットなので「痒い所に手が届く」モデルとなっています。

 

重量

重量は186g

特に重くも軽くもなく「普通」という感じです。

 

ヘッドサイズ

ヘッドの横幅は32mm。

極端に小さいという訳ではありませんが、小さめのヘッドとなっています。

170mmクラスのスイベルラチェットで使われるヘッドが使用されているようです。

ギア数は72ギア。

ヘッド部の厚みは30.4mm。

ヘッド自体の大きさを考えると厚めになっています。

薄い方が狭いところで使えて良いですが、極端に厚い訳でもないのでヘッドの厚みで困る事はほとんど無いかと思います。

同じソケットを使用してSnap-onのFHCNF72と比較しました。

FHCNF72と比べるとプッシュリリースが付いている分大きくなっているような感じです。

 

グリップサイズ

実際に持ってみたところです。

小指がほとんどかかっていません。

トルクをかける場合はもう一回り大きい方が良さそうです。

ちなみにグリップの長さは約71mm、径は一番太いところで約20mmです。

DEEN:スイベルヘッドラチェット「DNR3F-08」のデメリット

内側へ角度が付けられない

他メーカーと違いヘッドの差込側に厚みがあるので、折りたたむような方向へあまり角度を付ける事ができません。

画像はスナップオンの「FHCNF72」との比較ですが、動く角度の違いが分かるかと思います。

こういう角度で使う事も少なからずあるのでもう少しコンパクトな設計だったらよかったですね。

 

ギアが固い

めちゃくちゃ固いという訳ではありませんが、他メーカーと比べると空転トルクが少し固いです。

使用する上で「あまりにも気になる」ということではありませんが、ラチェットのサイズ的に早回しをすることもあるので空転トルクはもう少し軽かったら嬉しかったです。

 

グリップが小さい

特徴の項目でも少し書きましたが、グリップは小さいです。

力を入れるには小さいグリップですが、早回しをする場合はその小ささのおかげで振りやすくなっています。

DNR3F-08は絶妙な長さでトルクをかける事も早回しする事もあります。

本記事ではデメリットとして書いていますが、使う人や使い方によってはメリットにもなるポイントです。

Deen:スイベルヘッドラチェット「DNR3F-08」のメリット

他メーカーには無いサイズ

3/8SQスイベルタイプのラチェットでよく使用されるのがスナップオンの「FHNF100」、短いタイプがスナップオンの「FHCNF72」です。

長さ順に並べると

FHCNF72:175mm

DNR3F-08:205mm

FHNF100:318mm

となります。

 

ちなみにDEENからはもう少し長い「DNR3F-10」というモデルも販売されているのでそれまで購入すると

FHCNF72:175mm

DNR3F-08:205mm

DNR3F-10:275mm

FHNF100:318mm

となり、ほとんど隙の無いようなサイズを揃える事が可能です。

(270mm程度のサイズのスイベルラチェットは他メーカーで販売しているところもあります)

 

例として上記の画像は私の持っているスイベルラチェットですが、グリップを交換する事でそれぞれ少しずつ違う長さにすることができます。

(グリップ交換する場合は保証の対象外になるので自己責任でお願いします)

ちなみにグリップは上3本が1番のグリップで一番下だけが2番のグリップです。

上から3本目はアストロプロダクツの「ラウンドヘッドラチェット(02-14184)」です。

 

関連記事:アストロのラウンドヘッド(スイベル)ラチェットを購入・使用しました。スナップオンやマックツールと比較!

 

保証付き

DEENの工具には全て保証が付いています。

保証の内容は工具の種類によって異なりますが、ラチェットの補償内容は

「メーカーの製品供給が停止するまでは使用年数に関わらず修理対応」

というかなり手厚い保証となっています。

 

価格が安い

買う方法によって少し価格が変わりますが、DNR3F-08は7000円程度で購入する事ができます。

高いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「年数に関わらず修理」の保証が付いていてこの価格はとても安いです。

仕事で整備をやっている方に限らず、サンデーメカニックの方にも手を出しやすいラチェットになっています。

 

プッシュリリース機能付き

DEENのスイベルラチェットにはプッシュリリース機能が付いています。

プッシュリリースはソケットを取り外しやすくする機能で、ヘッドのボタンを押すだけでソケットを簡単に取り外すことができます。

特に8~12mm程度のスタンダード(ショート)ソケットなどの小さいソケットは取り外しづらいのでプッシュリリースが付いているとかなり楽にソケット交換や片付けを行う事ができます。

 

逆にボタンを押さなければソケットは外れないので、作業中に不意にソケットが外れて落ちてしまう・・・という事もありません。

(ソケットによってはボタンを押さなくても外れる場合があります)

 

Deen:スイベルヘッドラチェット「DNR3F-08」のレビューまとめ

本記事ではDEENのDNR3F-08を紹介させていただきました。

DEENのスイベルラチェットはDNR3F-08に限らずコストパフォーマンスに優れたラチェットと言えるかと思います。

 

しかし今回紹介したDNR3F-08はあくまで「足りない長さを補うラチェット」という印象です。

メインとしては同じ「DNR3F」シリーズの「DNR3F-06(短いタイプ)」「DNR3F-10(長いタイプ)」、スナップオンの「FHCNF72」「FHNF100」等をおすすめします。

まず使いやすい上記のモデルを揃えて、それでもサイズが足りない時や色々な場面に備えたい場合に購入しましょう。

 

整備をやっていると、ラチェットは本当によく使用します。

微妙に長さが長かったり短かったりしても、どうにかなることが多いです。

しかしそんな時に丁度いいものを持っていると作業が楽になりますし、作業する時に「もう少し長ければ」「もう少し短ければ」というモヤモヤが解消されます。

 

余裕があれば色々なサイズの工具を購入して気持ちよく作業したいですね。

5 COMMENTS

kairoumaru

いつも拝見させていただいております グリップ交換で統一感がでていい感じですね MACの一番グリップをアストロのスイベルに装着されてますがラチェット側を旋盤で細く削られたんでしょうか?

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ウミガメ

コメントありがとうございます!
グリップの穴を拡張してます(^^)
はっきりとは覚えていませんが、11.5ミリくらいだったかと思います。(アストロの軸がほんの少し大きい11.7くらいだったかな?)
元のグリップを抜いてサイズを測ってから穴を拡張するのが良いと思いますよ!

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kairoumaru

返信有難う御座います

ウミガメ様の情報をもとにセール時に同じ物を購入しました 貧乏サンデーメカニックなんで 本物はなかなか手がでません (笑)

ウミガメ様の言う通りグリップの小ささがどうしても気にいらず交換にチャレンジしようかと思い質問させていただきましたm(_ _)m

ご回答、参考になります ハンドルの少しヘッド寄りを測った所、13mmあったんでハンドルを外せば少し細くなってるんですねφ(・ω・*)フムフム…

若干細目に穴を空けてるということは接着剤なしで叩き込んだ感じですよね?

返信する
ウミガメ

アストロのは安いですが問題なく使えるので良い商品だと思いますよ!

元々付いてるグリップは叩いて抜いたり、ホットナイフ等で切って剥がしたりします!

接着剤は基本付けません(^^)
滑り止め(回り止め)が何もない場合は接着剤や軸を加工して取り付けます。
私は軸を炙ってグリップを溶かしながら入れる事が多いですが、プレス等があれば圧入でも大丈夫みたいです!

ただ、アストロのスイベルにマックの1番のグリップはかなりギリギリだったので注意が必要です!

返信する
kairoumaru

更に詳しいアドバイス有難う御座います

本職の方のお墨付きをいただき安心しました(笑)

別記事で二番ですと本物とほぼ同じ長さになるというのも読ませていただきましたが 一番の方がビジュアル的にバランスがよさそうに見えます

やっぱり一番に12mm弱の穴拡張は技術が必要ですよね

クビレの部分が….((( ;゚Д゚)))

熱して差し込む! 溶着的な効果でしょうか?参考になりますφ(..)

慎重かつ大胆にやってみます(笑)

高級工具だけじゃなく安くても使える工具を紹介して下さったり 実際使用してのレビュー記事 とても参考になりますし 工具選びに助かっています

次回の記事も楽しみにしてますね!

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