こんにちは。ウミガメ(@umigametool)です。
自分の車を購入して、色々と飾ったりメンテナンスを自分でしたくなることってありますよね。店に任せるのも楽で良いですが自分でやるのも達成感や安心感があって良いものです。
今回はメンテナンスの中でも一番の基本と言ってもいい
オイル交換
について。
特にスポーツカーに乗ってる方とかはこだわったオイルを入れたりしたいですよね!
私も車を買ってすぐの頃、何もわからないながらオイル交換した記憶があります。(笑)
後は費用を安く抑えたりする事も出来ますね。
準備するもの
・エンジンオイル
車に合ったものですね。
後半にエンジンオイルの選び方も書きますので分からない方は参考にどうぞ。
・メガネレンチ
エンジンに入っているオイルの取り出し口「オイルドレンボルト」を取り外すための物。一般的に14、17、19あたりのサイズがよく使われてますが特殊なボルトが使われている車もあるため事前に確認を。
・オイルドレンパッキン
オイル漏れを防ぐためのパッキン。
自動車用品店や工具屋さん等に売ってあると思います。
ホームセンターとかにもあるかも?
・オイルエレメント(オイルフィルター)
基本的にオイル交換2回でエレメントを1回交換します。
エンジンの型式などで調べるとどれを使えば良いかわかります。
・オイルフィルターレンチ(必要ならオイルフィルターレンチを回すためのラチェット等も)
オイルエレメントによって使う工具が違います。
64.5、65のサイズを使うものが多いです。
こちらもドレンボルトと同様特殊なオイルエレメントが使われている車種がありますので特殊なレンチを使う必要があったりします。
・オイル受け
オイルを垂れ流しにする訳にはいきませんので受け皿が必要です。
段ボールの中にオイルを吸収する素材が入っていて、その段ボールごと捨てることが出来るものもありますので家庭で作業する場合はそちらが簡単でおすすめです。
・オイルジョッキ
エンジンにオイルを入れるための物ですね。
軽は2~3L、普通車は3~4.5Lくらいが一般的ですね。
必要量は車の取り扱い説明書に書いてありますので確認して使いやすいものを準備してください。
個人的には4Lの容器がおすすめです。
・パーツクリーナー
オイルが付着したところを清掃するのに使います。
他の作業でもよく使うものなのでメンテナンスをよく行う方はいくつか常備しておいて良いと思います。というかそういう方は言われなくても常備してますかね?(笑)
・地面に敷くもの
家庭でやる場合は車の下に潜り込まないといけません。
工具屋さん等には専用の物もあったりしますが、段ボールやいらない毛布等でも大丈夫です。
オイル交換の手順
1:車両をジャッキアップ
体を入れるスペースを確保します。
ジャッキアップしなくても十分スペースがある車はジャッキアップする必要はありません。
ジャッキで車体を持ち上げる場合は必ずリジットラックを使いましょう。
スロープなどがあれば楽ですね。
ブロックやレンガ、板などで簡易スロープを作るのもありですが事故など無いよう気を付けましょう。
2:オイルを抜き取る
車種によってはアンダーカバー(エンジンの下側を守る為のカバー)が付いてる車種もありますので、取り外す必要がある場合は外します。
エンジンのドレンボルトを取り外してオイルを抜き取ります。
抜き終わったら忘れないようにドレンボルトを取り付けます。
ドレンパッキンの交換も忘れずに。
エンジンを温めておくとオイルが柔らかくなって抜き取りがスムーズに出来ます。
3:オイルエレメント交換
オイルエレメントも交換時期であれば一緒に交換します。
緩めたらオイルが隙間からこぼれてくる事があるのでゆっくり取り外し、新しい物に交換します。
4:清掃
汚れた部分をパーツクリーナーで流します。
アンダーカバー等を外した場合は清掃後に忘れないように取り付けましょう。
5:オイル注入
オイルジョッキを使ってオイルを入れていきます。
ゆっくりと入れないとあふれてしまう車もありますので気を付けて。
オイル量の確認はオイルのみの場合はそのまま確認。
エレメントまで交換した場合は5秒ほどエンジンを回してから確認します。
6:ジャッキアップした車両を降ろす
最後まで気を緩めず降ろしましょう。
これでオイル交換終了です。
注意点
・走行後やエンジンを温めてから交換する場合はオイルがかなり熱くなっています。
やけどの可能性があるので注意しましょう。
・エンジンオイルを抜いた状態でエンジンをかけないようにしましょう。間違ってエンジンをかけてしまった場合は直ぐに止めましょう。
・スロープなどを使う場合は運転操作ミスでスロープから落ちたりすることがあります。出来れば他の人に見てもらいながら運転しましょう。
エンジンオイルの選び方
・粘度
5w-30の粘度のオイルで説明すると、w(winter)の前の数字、つまり「5」が低温時の性能を示します。この数字が小さいほど低温時でも性能を発揮できます。
逆にハイフン(ー)の後の数字、「30」が高音時の性能を示します。
この数字が大きいほど高音時でも性能を発揮できます。
対応幅を広く持たせた方が色々な条件に対応出来る事になります。
基本の粘度は取扱説明書に書いてあります。
・ベースオイル
100%化学合成油(化学合成油)→部分合成油→鉱物油の順でグレードが低くなります。
車好きやレース等に出る方→化学合成油
高速によく乗ったり年間走行距離が長い方→部分合成油
普通に街乗り程度の方→鉱物油
これくらいのイメージで大丈夫だと思います。
・品質規格
API規格
SA→SB→SC→SD→SE→SF→SG→SH→SJ→SL→SM→SN
後半に行くほどいいオイルになります。
ILSAC(GF-5)規格
GF-1~GF-5まであり、API規格のSH以降の規格にそれぞれ1から5に当てはまります。SH=GF-1、SJ=GF-2・・・という感じです。
規格はもちろん良い方が良いですが、個人的には「良いオイルを長く使う」より「そこそこのオイルを短いスパンで交換」の方がいいと思っています。
予算と相談して無理しない程度で大丈夫かと思います。
まぁGF-1が1993年以降の車に適合してますのでこれくらいは欲しいかな?(笑)
まとめ
やったことがない人からしたらオイル交換って難しそうですが、やってみると意外と簡単です。
オイル交換をやる事でその他の異常(ブーツが破れていたり、水漏れ・オイル漏れを起こしていたり)に気づくこともあります。
メンテナンスも自分でやって良いカーライフを送りましょう!