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【ラチェット機能付き】ブレーキ周りでの作業におすすめ!SK11のクイックコンビレンチを紹介【コスパ高い】

こんにちは。ウミガメ(@umigametool)です。

 

自動車整備をやっていると、「ボルトナットを早回ししたいけどギアレンチを使えない」というところには必ず出会います。

 

本記事ではそんな歯がゆいところで便利なSK11の「クイックコンビレンチ」を紹介します。

SK11「クイックコンビレンチ」の簡単な紹介

「SK11」は藤原産業株式会社が販売しているオリジナルブランドです。

価格が安く、ホームセンターなどでも取り扱っている店舗が多いので気づかずに購入している方もいらっしゃると思います。

 

特徴としてはとにかく価格が安い事。

有名工具メーカーに比べると精度は落ちますが、使用頻度の少ない工具などを揃える場合はコストパフォーマンスが高く買いやすいメーカーです。

 

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SK11「クイックコンビレンチ」は一見普通のコンビネーションレンチのように見えますが、スパナ部(画像左側)を見ると通常のスパナと形状が違うのが分かるかと思います。

 

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この特殊な形状で、ラチェット機能が付いていないにも関わらず抜き差しせずにギアレンチのように早回しをすることができます。

 

コチラの商品は単品販売のみで、セットでは販売されていません。

サイズのラインナップは

8.9.10.11.12.13.14.15.17.19mm

の10サイズ。

 

使用用途を考えると十分なラインナップですね。

 

「コンビレンチ」ではありますが、めがね側はほとんど使う事がないので本記事ではスパナ側のみ紹介していきます。(もちろんめがね側も通常のめがねとして使用する事はできます)

 

SK11「クイックコンビレンチ」の使い道

想定されるSK11「クイックコンビレンチ」の使い道は多くありません。

しかし、整備をやっていると時々出てくるようなところですので紹介していきます。

 

ブレーキ周り

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メインの使い道はブレーキ周りです。

ブレーキ関係やABSのユニット等に使われている「パイプが出ているナット」にはギアレンチを入れる事もできず、通常のスパナだと角度を変える為にレンチを抜き差しする必要があります。

 

ディーゼル車だと燃料系の配管にも使われている事が多いかと思います。

 

一度緩めてしまえば指で回せることもありますが、絶妙な固さで指では回すことができないときに活躍してくれます。

 

ボルト周りのスペースが狭いところ

ボルト周りのスペースが狭い場合、正逆の切替えが無いギアレンチで緩めるとギアレンチが取れなくなってしまう事があります。

切替え付きのギアレンチならある程度まで(ギアレンチを取り出せるところまで)緩める事もできますが、SK11「クイックコンビレンチ」ならさらにギリギリまで緩める事ができます。

 

エンジンルームや足回り(ロアアームの固定ボルト等)で時々見かけます。

 

SK11「クイックコンビレンチ」の表面処理

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表面はきれいな鏡面加工されたメッキ仕上げです。

スナップオンなどで代表されるように、鏡面仕上げは写真を撮る時やキャビネットに収納している時も見栄えが良いですね。

鏡面加工が好きな方も少なくありません。

 

ただ、SK11「クイックコンビレンチ」に関してはブレーキ周りで使用する事が多いかと思うので、オイルが付いた手で持つと滑ることもあると思うので注意。

 

SK11「クイックコンビレンチ」の詳細情報

今回購入した4サイズ(8.10.12.14)のみですが、重量と長さを書いていきます。

重量

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8mm:28g

10mm:55g

12mm:72g

14mm:107g

 

普通に持っても気になりませんが、重さを気にして持つと少し重いと感じるかもしれません。

もちろん作業する場合にそのせいで疲れたりするような重さではないので気にする必要はありません。

 

長さ、スパナ部外径

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8mm:全長136mm、外径18.2mm

10mm:全長159mm、外径23.0mm

12mm:全長172mm、外径26.1mm

14mm:全長192mm、外径30.6mm

 

全長は長くも短くもなく、ちょうどいいです。

外径は特殊な形状もあってか少し大きいですが、使用する場所を考えると特に問題は無いかと思います。

 

SK11「クイックコンビレンチ」の回し方、ラチェッティング

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画像では分かりづらいとは思いますが、ラチェッティング機能の動きを少しずつズラして撮影しています。

ボルトナットを回す時はしっかりボルトに噛み、ラチェッティング時は抵抗や変な違和感もなくスムーズに次に進むことができます。

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ボルトナットを回す時(締め緩めをする時)は特殊な形状的に「ボルトナットにしっかり力を加える事ができないんじゃないか」と思いがちですが、画像のように3点でしっかり力を加える事ができます。(通常のスパナは2点支持)

 

SK11「クイックコンビレンチ」の注意点

私が実際に触ってみて、注意しないといけないと思った点を書いていきます。

 

購入時・購入後の注意点

購入したものの中で10mmだけガタが多く回すことができませんでした。

他のサイズに問題が無かったので偶然の不良品だとは思いますが、実際に使う事が少ないので購入後には確認の為一度使ってみる事をおすすめします。

 

実店舗での購入、ネットでの購入どちらにしろ不良品なら返品や交換対応はしてもらえるかと思いますが、あまりに時間が経つと対応してもらえない可能性があるので注意が必要です。

 

使用時の注意点

特殊な形状という事もあり、斜め掛けをするとすぐに滑ってしまいます。

無理な角度で回そうとするとボルトナットの角を潰してしまう可能性が高いので注意が必要です。

 

しかし、斜め掛けがダメなのは通常のスパナにも言える事ですので過度に気にする必要もありません。

 

また、固く締まっているボルトナットを緩める場合はフレアナットレンチなどで一度緩めてから使用した方が良いです。3点支持でしっかりトルクを伝える事はできますが、上に書いたように滑る可能性もあります。

 

あくまで「早回しの為のスパナ」という意識で使用しましょう。

 

SK11「クイックコンビレンチ」のレビューまとめ

ラチェッティング機能(クイック機能)が付いたスパナは他メーカーからも販売されています。

その中でSK11「クイックコンビレンチ」の良いところは圧倒的な価格の安さです。

サイズによって違いますが、1本数百円で購入することができます。

一番大きい19mmでも1000円以下です。

 

使用頻度も多くないので、コスパ重視の方にはおすすめできるレンチですね。

 

 

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